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2019/05/15

地震に強い「モノコック構造」のメリット・デメリット

地震の多い日本で家を建てるのなら、意識しなければならないのが「耐震面」だと思います。
長く安心して暮らせる家にするためにも大切なポイントです。
そこで今回は、当社が採用している高耐震構造「モノコック構造」について簡単にお話ししていきたいと思います。

■モノコック構造って?

これは面(壁全体)で強度を出す構造で、RC造(鉄筋コンクリート造)やSRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造)、在来工法(パネル工法採用)などがあります。
住宅以外にも車や航空機にも使われる構造で、モノ(住宅など)に外から力が加わった時に全体に力を分散させる立体構造になっています。

■メリット

ここからは、様々な角度からモノコック構造のメリットを見ていきたいと思います。

まずは、地震耐力です。
一般的に筋違(柱と柱の間に斜めに入れて強度を持たせる木材)よりも面材(面の部分を作る板材)のほうが、地震の揺れに強いといわれています。

したがって、面で強度を持たせるモノコック構造は地震耐力が高いです。
また、地震耐力が高いということは台風による強い風などの外からの力にも強いということなので、安全性が保証されています。

次に、防火面です。
面材によっては準不燃材料(燃焼及び変形がおきにくい材料)の認定を受けているものもありますので、そのような面材を使用すれば、火災に強い家にすることができます。

最後に、空間です。
モノコック構造は面(壁)で強度を持たせるので、柱を少なくすることが可能です。したがって、広い空間を確保しやすく、生活動線を邪魔することもありません。

■デメリット

まず挙げられるのが、コスト面です。床面積が約35坪で外壁のみをモノコック構造にするとなると、費用が20万円から30万円ほど上がります。
また、リフォームが難しい場合もあります。

RC造やSRC造では面(壁)で家の強度を保っているので、不用意に壁を取り除くことはできません。
在来工法では間仕切り壁に面材を使用することはあまりないですが、柱が上部の重さを支えている、筋違を入れているなどの可能性があるので、こちらも取り除くことは難しいかと思います。

いかがでしたか?
「モノコック構造」について、少し理解していただけたのではないかと思います。
外からの力を全体に分散させるので、地震や台風などにも強く、広い空間も確保できるメリットがある一方で、コストがかかる、リフォームがしにくいなどのデメリットもあります。
しかし、「スケルトンインフィル」という考え方を採用すれば、リフォームせずとも後から間取りを自由に変えることも可能です。
まずは一度ご相談ください。

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