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スタッフブログ

職人社長の家づくり工務店

2024/04/05

WB工法とは?光熱費を抑えられて断熱も最強な家を作る方法

WB工法とは?光熱費を抑えられて断熱も最強な家を作る方法 アイチャッチ

健康に配慮した住宅や断熱性の高い住宅を実現したい場合、WB工法を採用した住宅がおすすめです。

この記事では、WB工法の特徴や仕組み、コストなどWB工法の気になる点を詳しく解説しています。湿気やシロアリに悩まされない快適な家づくりを実現したい方は、ぜひご覧ください。

 

 

【この記事で分かること】

 

・WB工法の特徴
・WB工法の仕組み
・コスト面の効果

 

【動画で確認したい人はこちら】

 

「湿気を逃して快適な家を実現したい…」
「シロアリが来ない家を作ることはできるのかな?」
「アレルギーに悩まされたくない…」

 

このような悩みを持っている方のためにお答えしていきます。せっかくの家づくりですから、快適な環境を実現したいですよね。老後や将来の世代のためにも、高性能で長持ちできる家を作ることはとても重要です。

そのために、平松建築では「WB工法」を用いて家を建てることをおすすめしています。本記事では、建築歴23年で工務店の店長である平松が、WB工法に関する以下の内容を解説します。

 

・WB工法の仕組みについての説明
・日本の家づくりにおける問題点
・WB工法のさまざまな特徴
・WB工法を取り入れた際のコストや効果

 

WB工法についてわからない方でも具体的に説明しますので、ぜひ家づくりの参考にしてくださいね!

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WB工法とは

WB工法とは、部屋の外側に空気の通り道があり、季節に応じて通り道を切り替えられる仕組みのことです。湿気や化学物質が室内に残ったままだと、アレルギー疾患やアトピーといった症状が起きる可能性があります。

さまざまな症状に悩まされないために、室内の湿気や化学物質を外に排出して綺麗な空気を保つ空間を作ることがWB工法の特徴です。また、冬場は夏場と仕組みが変わり、外からの冷たい空気を遮断して暖かい空気を逃さない環境を作ることも可能です。

季節によって空気の流れを変えるWB工法ですが、電気式の機械を用いるのではなく、形状記憶合金(形状記憶合金製のばね)と呼ばれるものを使います。温度によって自動的に開閉してくれるため、手間をかけずに快適な空間を作る工夫がされています。

 

 

 

 

 

 

 

 

日本における家づくりの問題点

日本での家づくりの問題点は、主に以下の3つです。

 

・アレルギー疾患の増加
・住宅の平均寿命の短さ
・環境への負荷

 

それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

 

アレルギー疾患の増加

高度経済成長の時代である1960年代は、アレルギー疾患にかかる方は人口の1%程度に過ぎませんでした。しかし、現在は2人に1人がアレルギー疾患にかかっているとされており、問題となっています。

アレルギー疾患が増えた理由として、体に影響を及ぼす素材を使っての家づくりや、添加物を使った食べ物が一般的になったことが挙げられます。

 

 

 

 

 

 

 

住宅の平均寿命の短さ

日本の住宅の平均寿命は約30年ですが、海外を見てみるとアメリカは約55年、イギリスは約77年と日本と比較して25〜47年ほど住宅の寿命が長くなっています。

日本は湿気が多く地震の多い国なので、耐震性・耐久性の低い住宅をつくってしまうと、家としての寿命はさらに短くなってしまいます。そのため、家を建ててから30年経過したときに建て替えが必要といったことにもなりかねません。

ローンを完済する前に、建て替えが必要になるといった事態になってしまうと、家計にも負担がかかってしまいます。だからこそ、耐久性に優れた家づくりが大切なのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

環境への負荷

日本の家づくりにおいて、環境への負荷がかかっていることも問題視されています。

現在日本にある最終処分場は、残り20年ほどで埋められてしまうと言われています。そのなかで、家を壊すケースが多くなってしまうと環境への負荷が大きくなるほか、処分にかかるお金も高額になります。

できるだけ環境に配慮するためにも、30年で建て替えるような家ではなく50年〜100年後も住めるような高性能な住宅を建てる必要があるのです。

 

 

 

 

 

 

 

WB工法の特徴

WB工法の特徴には、以下の4つがあります。

 

・湿気や匂いを効率的に排出する
・現代病のリスクを減らす
・家の耐久性が向上する
・冬は家の中の暖かい空気が保持される

 

上記について、詳しく見ていきましょう。

 

 

湿気や臭いを効率的に外へ排出する

WB工法の家は、壁の中を空気が流れるため、湿気や臭いが家の中にこもりにくくなることが特徴です。仕組みとしては、外気が床下の冷たい空気と混ざり合い、壁の中を通って排出されます。

WB工法の場合、内壁と断熱材の間に空気の通り道が作られています。そのため、室内に発生した湿気は内壁を抜けて、空気の通り道から外へ逃げていくようになっているのです。

2003年の建築基準法の改正によって、24時間換気システムと呼ばれるものが義務化されました。24時間換気システムとは、室内の空気を自動的に循環させて空気を入れ替える仕組みです。

しかし、WB工法は湿気を逃しやすい構造となっていることから、24時間換気システムを使用しなくてもよいと国土交通省から認定を受けています。

効率的に空気が流れる動線が出来上がっていることから、夏場の暑い日でもジメジメとした不快感もなく、家の中が快適な状態を作ってくれるのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現代病のリスクを減らす

現代社会では2人に1人がアレルギー疾患にかかっているとされており、さまざまな症状に悩まされている状況です。アレルギー疾患を持っている方にとっては、カビや湿気がある家に住むことは大変辛いものです。

家の中に湿気や臭いが残りやすいと、カビや化学物質が発生してしまいアレルギー疾患やシックハウス症候群といった現代病にかかりやすくなってしまいます。とくに、夏場はできるだけ湿気や臭いを逃して、快適な空間を作る必要があるでしょう。

WB工法の場合、先ほども説明したように湿気を逃しやすい構造となっていることから、カビの発生や化学物質が部屋の中に残るといったリスクを軽減できる効果があります。いつでも空気が綺麗な状態で過ごせるため、アレルギーやアトピー、喘息などの症状にかかる可能性を減らせるでしょう。

 

 

家の耐久性が向上する

湿気に強いWB工法は、住宅に使用している木材も劣化しにくいことから、耐久性のある住宅を実現できます。木造住宅の場合、住宅のほとんどに木材を使用していることから、湿気が多いとその分劣化が進んでしまいます。

湿気による木材の劣化だけではなく、シロアリによる被害にも気をつけなければなりません。シロアリは湿気が多い場所に発生するため、とくに梅雨の時期や夏場はシロアリが生息しやすい時期といえます。

シロアリによって木材が食べられてしまうと、住宅の耐久性が落ちてしまい、災害時に倒壊してしまうおそれもあるでしょう。

WB工法を用いた住宅の場合、湿気を逃しやすい構造となるため湿気を効率よく逃してくれます。そのため、シロアリの発生も防ぎ耐用年数を延ばす効果も得られます。

 

 

冬は家の中の暖かい空気が保持される

WB工法には、ばねの形をした形状記憶合金を使用した通気口を使っています。この形状記憶合金は気温に反応し、暑い日は縮み寒い日は伸びます。そのため、機械を使わなくても自動的に通気口の開閉ができるのです。

形状記憶合金によって冬場は通気口が閉じられるので、外からの冷気を遮断できます。もし外からの冷気が入ってしまうと、床下の温度が冷やされてしまうことに。しかし、遮断することで床下の暖かい空気を残せるので、床の温度を暖かく保てます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

WB工法の仕組み

WB工法の一番の特徴は、湿気や外気が室内に入り込みにくいところです。夏場は通気口から入った空気が床下の冷たい空気と混ざり合い、壁の中を通って屋根から出ていきます。空気が自然に流れていくだけでなく、屋根や壁に日差しが当たっても熱を緩和して、無駄な湿気が入らないようにしてくれます。

外側から入り込む空気や湿気を抑えるだけでなく、室内の湿気や化学物質を逃がしてくれるところもWB工法の特徴です。湿気に含まれる水分子は0.0004μmと非常に小さく、内壁の隙間を簡単に通り抜けてしまうほどです。

そのため、湿気や化学物質、臭いが内壁を抜けて内壁と断熱材の間にある空気の通り道を通って屋根から外へ抜けます。このことから、夏場や梅雨の時期でも機械換気することなく快適な空間をキープできます。

WB工法の通気口には、気温によって伸縮する形状記憶合金を使用。暑い時期は縮み寒い時期は伸びて通気口を自動的に開閉してくれます。また、通気口が閉まっている状態でも多少の隙間ができているため、冬場でも換気できる状態をキープしてくれる点も特徴です。

 

 

 

 

 

 

 

 

WB工法のコストと効果

WB工法は機械換気がほとんど必要ないことから、交換費用がかかりません。そもそも、機械換気に必要な動力エネルギーも必要ない点は大きなメリットです。

そのほかに、熱交換によって捨てる分の熱ロスも抑えられるため、省エネ効果を得られるだけでなく光熱費も削減できるなど、コストパフォーマンスにも優れています。

WB工法を採用することで建物自体の劣化も抑えられ、結果的に耐用年数が延びることにつながります。反対に、耐用年数が短くなってしまうと取り壊しが多くなってしまい、環境への負荷も多くなります。WB工法は環境負荷の軽減も期待でき、家計への負担も軽くなるでしょう。

WB工法を取り入れる場合、平均的な家で約150万円のコスト増となります。しかし、機械換気のコストや動力コスト、省エネなどコストを削減できる部分が多いため、長期的に見た場合150万円分のコストを回収できるだけの力はあります。

こちらの記事では、よくあるローコスト住宅で後悔しがちなポイント10選を紹介しています。ぜひ長く安心して暮らせる住まいづくりの参考にしてください。

 

 

まとめ

WB工法は、室内を快適な空間にできるよう、室内の湿気や化学物質を排出し空気の通り道を通って外へ逃がします。反対に冬場は通気口を閉じて冷気が入らないようにし、暖かい空気をキープできる仕組みとなっています。

夏は涼しく冬は暖かい状態を作るだけでなく、湿気による構造の劣化やシロアリの発生を防ぐといった効果が期待できる点も特徴です。機械換気や動力コストの軽減にもつなげられるので、家づくりを考えている方は、ぜひWB工法を取り入れましょう。

 

平松建築では、ご家族のライフプランを参考に家づくりにかかる予算やコストを算出します。また、WB工法を採用した住宅を提供していますので、健康に配慮した安心安全な家づくりを実現できます。

100年間長持ちできるような家づくりを目指していきますので、浜松・磐田エリアでマイホームをご検討の方は、ぜひ平松建築をご利用ください。

 

 

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