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  • 家づくり学
2026/07/31

夏に電気代が高い家の特徴は?窓・軒・室外機で見直す7つ

こんにちは!平松建築株式会社です。

夏になると「エアコンをつけっぱなしで電気代が跳ね上がる」「1台では冷えず、部屋ごとに効きが違う」という悩みをよく耳にします。真夏に光熱費が月3〜5万円まで膨らむ、というお宅も珍しくありません。

ただ、夏の電気代が増えるのには家ごとにはっきりした特徴があります。裏を返せば、その特徴を外せば電気代は下げられるということ。

浜松・磐田・袋井・掛川のような夏の暑さが厳しい地域だからこそ、エアコンを買い替える前に見直したいポイントを7つ整理しました。

【この記事で分かること】

・夏にエアコンの電気代が増える家の、7つの共通する特徴

・窓の方位・軒・室外機の置き方など、設計で変えられる勘所

・エアコンを増やす前に「家全体の熱負荷」を下げるという考え方

結論

夏の電気代を左右するのは、「外からの熱をどれだけ入れないか」です。ポイントは西日・浅い軒・室外機の置き場所、そして家全体の断熱と気密。

ここを設計で整えれば、少ない台数のエアコンでしっかり効き、電気代も下がります。

【動画で確認したい人はこちら】

夏の電気代が増える家の特徴TOP7

7位. 西の窓が大きい

西日は一日でもっとも強い熱負荷になります。西の大きな窓は、たとえ断熱性能が高くても熱が入ってしまうと今度は抜けにくく、室温が下がりにくくなります。

風を通したいなら、西につけるより南北で抜けるように計画するのがおすすめ。西日は「入れない」が基本です。

6位. 軒や日除けが浅い・ない

夏の太陽は高い位置から差すため、南面の窓でも軒が十分に出ていれば直射を防げます。軒は深いほど夏に有利で、目安として1.1m程度は出したいところです。

ただし出しすぎると冬の日射取得が減るため、地域に合わせたバランスが大切。近年は夏の暑さを優先し、やや深めの軒が有効なケースが増えています。

5位. 窓の種類を方位で使い分けていない

同じ性能でも、窓には熱を跳ね返す「遮蔽型」と、取り込む「取得型」があります。夏の日射を軒で防げる南面は取得型で冬の暖かさを活かし、それ以外の東・西・北面は遮蔽型にするのが基本です。

「南以外はすべて遮蔽型」と覚えておくと分かりやすく、後からの後悔を防げます。

4位. 室外機の置き場所が悪い

室外機を西側の西日が直接当たる場所に置くと、効率が大きく落ちます。冷房は室内の熱を外へ捨てる仕組みのため、室外機の周りに熱がこもると排熱がうまくいきません。

できれば北側など熱を受けにくい場所に置き、直射を避けつつ排熱スペースを確保しましょう。ベランダなどで熱がこもる置き方も効率低下の原因になります。

3位. エアコンの容量選定が古い基準のまま

エアコンの「畳数の目安」は、断熱性能が低かった時代に定められたものです。高断熱の家でその基準どおりに選ぶと、過剰な容量になりがちです。

逆に、高断熱を前提に小さすぎる容量を選ぶと足りなくなることも。家の性能に合わせて容量を見極めることが、ムダな電気代を防ぐ鍵です。

2位. 吹き抜けや階段の空調計画がない

吹き抜けや階段がある家は、空気の流れを設計しておかないと、冷気が下にたまり2階が暑いといった温度ムラが出ます。

大きな空間から各部屋へ空気が回るように間取りと空調を計画すれば、1台のエアコンでも家全体をほぼ均一な温度に保てます。

1位. 家全体の熱負荷を下げていない

これまでの総まとめです。外側の断熱をしっかりさせ、日射を遮蔽し、換気のロスを減らし、窓の方位を整える。

さらに人や家電からの内部発熱、そして湿度まで含めて熱負荷を下げることが最重要です。

特に湿度は「隠れた熱負荷」。木や調湿する内装で湿気を吸放出できると、除湿にかかるエアコンの負担が減り、体感もぐっと快適になります。

エアコンを増やす前に「家の性能」を見直す

夏の電気代が高いとき、多くの方はエアコンの買い替えや増設を考えます。でも本当に効くのは、家全体の熱負荷を下げること。

断熱・気密・日射遮蔽が整えば、少ない台数のエアコンで家中が快適になり、電気代も下がります。

こうした違いは言葉だけでは伝わりにくいので、実際の高性能住宅を体感していただくのがいちばんです。真夏こそ、その差がはっきり分かる時期です。

まとめ

夏の電気代が増える家の特徴、TOP7は次のとおりでした。

・西の窓が大きい ・軒や日除けが浅い・ない ・窓の種類を方位で使い分けていない ・室外機の置き場所が悪い ・エアコンの容量選定が古い基準のまま ・吹き抜けや階段の空調計画がない ・家全体の熱負荷を下げていない

夏の電気代は、エアコンの性能よりも「家がどれだけ熱を入れないか」で決まります。西日・軒・室外機・断熱と、設計で変えられる部分がほとんどです。

これから家を建てる方は、窓の位置を明るさだけで決めず、夏の熱の入り方までセットで考えておきましょう。

夏に涼しく電気代を抑える家づくりについて相談したい方、実際の高性能住宅を体感してみたい方は、ぜひ公式LINEからお気軽にご相談ください。

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よくある質問

Q. 夏の電気代を下げるには、エアコンを買い替えるべきですか?

まずは家の熱負荷を下げることをおすすめします。断熱・気密・日射遮蔽が不十分だと、高性能なエアコンに替えても効率が上がりにくいためです。

西日対策や軒、室外機の置き場所を見直したうえで、家の性能に合った容量のエアコンを選ぶと、少ない台数で快適になり電気代も下がります。

Q. 南向きの大きな窓は夏に暑くなりませんか?

軒や日除けを適切に設ければ、南向きの大きな窓でも夏の直射は防げます。夏の太陽は高い位置から差すため、深めの軒で日射をカットできるからです。

南面は日射を取り込む「取得型」の窓にして冬の暖かさを活かし、東・西・北面は熱を跳ね返す「遮蔽型」にするのが基本です。

Q. 室外機はどこに置くのがよいですか?

西日が直接当たらない、北側などの涼しい場所がおすすめです。冷房は室内の熱を外へ捨てる仕組みのため、室外機の周りに熱がこもると効率が落ちます。

直射を避けつつ、排熱がしっかり逃げるスペースを確保することが大切です。

Q. 高断熱の家なら、エアコンは小さくても大丈夫ですか?

断熱性能が高いほど、必要なエアコンの容量は小さくできます。従来の「畳数の目安」は断熱の低い時代の基準のため、高断熱住宅ではしばしば過剰になります。

ただし小さすぎても足りなくなるため、家の性能に合わせて容量を見極めることが大切です。


監修:平松明展(職人社長/平松建築 代表)|浜松市・磐田市・袋井市・掛川市・東京都・関東一部で、耐震等級3・断熱等級7・高気密・WB工法の家づくり。

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