防犯に強い家を目指して、前回(https://www.hiramatsu-kenchiku.jp/blog/2019/0307/)の防犯意識についてのお話しに続いて、今回は家づくりで出来ることを考えていきましょう。
ドロボウの心理を読んで、この家は近づきにくいな、面倒だな、と思わせる策を考えていきましょう。
まず、近づきがたい家にする方法として、家の周囲に砕石を敷き詰めるのがお勧めです。
歩くとジャリ、ジャリ、と大きな音がする防犯砂利も売られています。
この防犯砂利は軽いため、女性にも扱いやすく、色も豊富で家の外観に合わせて選ぶこともできます。
次に、近づくものがあると周囲を明るく照らす防犯センサーライトを取り付けておくといいですね。
気づかれたくないドロボウにとって苦手な状況をつくり出します。
就寝時はシャッターや雨戸を閉めて2階の寝室へ、というライフスタイルから変わって、1階に寝室を設けるお家も増えてきました。
しかし夏の暑い時期は、防犯のためにシャッターや雨戸を閉めておくと、窓を開けても風があまり通りません。
そこで、格子を組み合わせておくのがおすすめです。
格子も縦横の井桁だけでなく、斜めにも組んであるもの、アルミ製よりもステンレス製が防犯性能はより高まります。
勝手口に採風窓があるドアを付ける場合には気を付けましょう。
ドアを施錠していても、採風窓が開いた状態では、網戸を破って手を入れると簡単に解錠されてしまいます。
お出かけの時は面倒でも採風窓も忘れずに閉めてくださいね。
その他にも、割られにくい防犯ガラスを使うなどの防犯対策があります。
ドロボウを絶対に入らせないというのは難しいですが、入るまでの時間を長くして、諦めさせるというのが防犯対策では大切ですね。