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  • 家づくり学
2026/08/20

注文住宅の後悔ポイントは?夫婦それぞれの視点20選

こんにちは!平松建築株式会社です。

家づくりの後悔を聞いていくと、面白いことに旦那さんと奥さんでは後悔する場所がまるで違います。夫は「1人になれる場所がない」「トイレでゆっくりできない」、妻は「窓が重い」「洗濯動線が長い」。

どちらの視点も知らずに計画すると、どちらかに不満が残る家になってしまいます。

今回は、実際に暮らしてから気づいた後悔を、旦那さん目線10個・奥さん目線10個の計20個でご紹介します。

【この記事で分かること】

・夫目線・妻目線それぞれの後悔ポイント計20個

・お互いの優先順位を知ることが後悔を防ぐ理由

・数万円で防げる後悔と、間取りでしか防げない後悔の違い

結論

後悔を防ぐ鍵は、お互いの重要度と優先順位を知っておくこと。夫側の後悔は「居場所とコミュニケーション」、妻側の後悔は「家事動線と使いやすさ」に集中します。

どちらも計画段階なら数万円〜の工夫で防げるものが多く、住んでからでは変えられないものばかりです。

【動画で確認したい人はこちら】

旦那さん目線の後悔10選

1. コミュニケーションが取れない階段

玄関から直接2階へ上がれる階段は、思春期の子どもと顔を合わせないまますれ違う動線でもあります。リビング経由の階段なら、帰宅のたびに自然と顔を見る機会が生まれます。

子どもの元気のなさに気づけるかどうか、という話にもつながる意外と大きなポイントです。

2. ルーターの位置

Wi-Fiの電波は距離で弱くなります。ルーターを建物の隅に置くと、対角の部屋で電波が弱くなりがちです。

配線計画の段階で、なるべく家の中心付近にルーターを置けるようにしておきましょう。

3. 玄関に飾るスペースがない

絵や季節の飾りを置ける余白が玄関にあると、帰宅のたびに気持ちが和らぎます。ニッチ(飾り棚)ひとつで実現できる、費用のわりに満足度の高い工夫です。

4. リビングの真裏が寝室

テレビの音で眠れない、気を使ってテレビを消す。生活リズムが違う家族がいるなら、寝室はリビングから離すのが基本です。

間取り上どうしても隣接する場合は、壁の中に防音材をあらかじめ入れておきましょう。後からの追加は困難です。

5. コンセントが少なかった

「多くて後悔した」という声はほぼ皆無、「少なくて延長コードだらけ」は定番の後悔です。多めに分散して付けておくこと。

あわせて、見える場所のコンセントカバーを木製などデザイン性のあるものに変えるのも、少額で満足度が上がる工夫です。

6. 収納の棚を固定にしてしまった

しまう物は暮らしとともに変わります。固定棚は高さを変えられず、「入ると思ったのに入らない」を生みがちです。

基本は高さを変えられる可動棚にして、重い物を載せる場所だけ耐荷重のある固定棚にする。この使い分けが正解です。

7. トイレの場所

リビングから直接入るトイレは、音が気になってくつろげません。玄関のすぐ横だと、来客や配達のタイミングで出入りしづらくなります。

人が集まる場所から少し離した位置が理想です。生活動線とのバランスで検討しましょう。

8. トイレの数

家族が多いと朝のトイレ渋滞は深刻です。2つ目のトイレは、スペース・便器・給排水工事を合わせて50万円前後が目安。

決して安くはありませんが、毎日の「早く出て!」から解放される価値をどう見るかです。

9. 1人になれる場所がなかった

書斎を諦めた結果、家のどこにも自分の居場所がない。これは想像以上にこたえる後悔です。

個室が無理でも、廊下の一角や寝室の隅に机ひとつ分のスペースを確保するだけでも違います。1人で集中できる場所は、仕事にも心の健康にも効いてきます。

10. 壁の下地補強を入れればよかった

木造住宅の壁の下地(柱・間柱)は455mm間隔が基本で、その間の壁にはビスを打っても強度が出ません。壁掛けテレビ、鏡、手すり。

後から何か取り付けたい場所には、建築時に下地補強を入れておくこと。数千円レベルの先行投資で、将来の自由度が大きく変わります。

奥さん目線の後悔10選

1. リビングの窓が重すぎる

窓の高性能化でガラスは2枚、3枚と増え、気密パッキンの摩擦も加わって、最近の窓はかなり重くなっています。若いうちは開けられても、力が弱くなると開かずの窓になりかねません。

力を入れやすい取っ手の付いた窓を選べば、高性能と開けやすさは両立できます。

2. 室内干しのスペースがなかった

花粉や排気ガスを避けて室内干しをする家庭は増えています。専用スペースがないとリビングに干すことになり、くつろぎの空間が一気に生活感で埋まります。

脱ぐ→洗う→干す→しまうが短い距離で完結する位置に、室内干しスペースを最初から計画しておきましょう。

3. 収納の中にセンサーライト

パントリーやクローゼットの中は暗くて物が探しにくいもの。人感センサーライトを最初から付けておけば、入れば点いて出れば消える。

両手がふさがっていても困りません。小さな投資で毎日効く工夫です。

4. メイクスペースが暗い

メイクをする場所が決まっているなら、その場所の照明は必須の検討項目です。暗い場所での化粧は仕上がりの確認ができません。

「どこでメイクするか」を決めて、照明とセットで計画しましょう。

5. 収納スペースのカビ

収納の中に湿気取りを置くのが当たり前と思っていませんか。実は、収納の内側を湿気を吸放出する紙クロスや木の仕上げにしておけば、湿気がこもりにくくカビの発生を大きく減らせます。

ビニールクロスで覆われた収納は湿気の逃げ場がなく、結露からカビにつながりやすいのです。

6. 家の通気が悪い

空気が入れ替わらない家は、匂いがこもり、ジメジメして洗濯物も乾きにくくなります。24時間換気は法律で義務付けられていますが、それが計画どおり機能しているか、湿気が抜ける壁の構成になっているかで、暮らしの快適さは大きく変わります。

窓を開けなくても空気が動く家は、設計段階でつくれます。

7. 玄関の鍵をキーレスにすればよかった

車では当たり前になったキーレスを、玄関にも。カバンに鍵を入れたままボタンで解錠でき、買い物袋で両手がふさがっていても困りません。

追加費用は5〜10万円程度が目安。毎日使う場所だけに、満足度の高い投資です。

8. 1階にファミリークローゼットが欲しかった

1階で洗濯して干すのに、しまう場所が2階。この上下移動が毎日続くと、洗濯動線の長さは大きなストレスになります。

外出時に必ず通る玄関の近くに家族の衣類をまとめられるファミリークローゼットがあると、身支度も洗濯も一気に楽になり、家族みんなの生活動線が短くなります。

9. トイレの収納が小さい

トイレットペーパーはまとめ買いが基本なのに、収納が小さくて入りきらず、別の場所に分けて保管。地味ですが毎回気になる後悔です。

買い置きがひとまとめに入る容量を確保しておきましょう。

10. フロントオープンの食洗機にすればよかった

上から入れるスライドオープン式は、大きな鍋が入らず結局手洗いが残ります。前面が全開になるフロントオープン式なら、1日分の食器も鍋もまとめて洗えて節水にもなります。

海外製が中心でしたが、国内メーカーからも発売され、選択肢は広がっています。

まとめ

夫婦それぞれの後悔を並べると、傾向がはっきり見えます。

・夫側の後悔 → 居場所とコミュニケーション(書斎・階段・トイレ・寝室の位置) ・妻側の後悔 → 家事動線と使いやすさ(洗濯動線・収納・窓の重さ・食洗機) ・共通する対策 → お互いの優先順位を打ち合わせ前にすり合わせておく ・数万円で防げるもの → 下地補強・センサーライト・キーレス・コンセント

どちらか一方の視点だけで進めた家は、必ずどちらかの後悔が残ります。この20項目を夫婦で眺めて、「うちはどれが刺さるか」を話し合うことから始めてみてください。

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よくある質問

Q. 夫婦で家づくりの後悔を防ぐにはどうすればよいですか?

お互いの重要度と優先順位を、打ち合わせの前にすり合わせておくことです。夫側は居場所やコミュニケーション、妻側は家事動線や使いやすさと、後悔するポイントの傾向が異なります。

要望をすべて叶えるのではなく、お互いが譲れない項目を先に共有しておくと、予算配分の判断がぶれなくなります。

Q. トイレは2つ必要ですか?

家族の人数と朝の混雑次第です。2つ目のトイレはスペース・便器・給排水工事を合わせて50万円前後が目安になります。

家族が多い、生活時間が重なる、来客が多いといった家庭では価値のある投資ですが、その分ほかの予算が削られることも踏まえて判断しましょう。

Q. 壁の下地補強とは何ですか?

壁の中の柱や間柱がない部分に、あらかじめ板を入れて補強しておくことです。木造住宅の下地は455mm間隔が基本で、その間にビスを打っても強度が出ません。

壁掛けテレビ・鏡・手すりなど、将来取り付けたい物がある場所には建築時に入れておくと、後からの自由度が大きく変わります。

Q. 室内干しスペースはどこに作るのがよいですか?

「脱ぐ→洗う→干す→しまう」が短い距離でつながる位置です。洗面脱衣室の近くに干す場所を設け、そのそばに収納まで用意できれば、洗濯動線は最短になります。

リビングに干すと空間が生活感で埋まってしまうため、専用スペースを最初から計画しておくのがおすすめです。


監修:平松明展(職人社長/平松建築 代表)|浜松市・磐田市・袋井市・掛川市・東京都・関東一部で、耐震等級3・断熱等級7・高気密・WB工法の家づくり。

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