メニュー
メニュー


First greeting

はじめまして。平松建築代表の平松です。

はじめにお伝えしたいのですが、
このページでは私たち平松建築が考える健康住宅について、かなりマニアックな内容も含め、
細かく説明しています。
そのため文章量がかなり多いです。

少しでも読みやすいようにストーリー調にしていますが、文を読むのに慣れた方でも
20分くらいはかかると思います。
ですがこのページを最後まで読んでいただくと、
私たちが考える健康住宅について理解が深まるだけでなく、健康を重視した家づくりに重要なポイントや家づくりの進め方
などが整理できますので、
これから家を建てようと考えている方はぜひ最後まで読むことをオススメします。

目次

健康になる目的

CONTENTS.1

ある日のこと。
あなたは家族と楽しく外食をしていました。
料理も美味しく、雰囲気も素敵で、会話もはずみ、家族水入らずの楽しい大切な時間。
そんな時、急に腹部に鈍痛を感じます。
あなたはその瞬間から、今まで楽しんでいた美味しい料理を味わったり、楽しく会話をしたりできなくなりました・・・。

お腹が痛くなった状態で、幸せを感じることって難しいものですよね。
少なくとも私は、お腹が痛い時に料理を楽しめません。
お腹が痛いなら、お腹が治ってから料理を楽しみます。
手にトゲが刺さっていたら、まずトゲを抜いてから料理を楽しみます。
というのは、料理を楽しみたい欲求と痛みを避けたい欲求を比べた場合、痛みを避けたい欲求の方が強いからです。

ここで1つイメージしてみてください。
もし仮に、いま自分の家族が病気になり毎日の看病が大変になってしまった。
そして看病疲れで、だんだんと家族全員から笑顔がなくなっていってしまう。
そうなってしまったら、今の状況と同じように幸せを感じることはできそうでしょうか?
もちろん人生山あり谷ありで、いいことも悪いことも起こると思います。
悪いことが起こったら不幸せ
良いことが起こったら幸せ
と、単純に考えていいものではないかもしれません。

でも・・・
できることなら、家族に病気にはならないでほしいと思うはずです。
親からすると、とくに子どもには健康で笑顔で楽しく過ごしてほしいと、きっと願っていると思います。
私も同じように考えています。
だからこそ、いま健康な人も「健康は尊いもの」と再認識することが大事だと思いますが、いかがでしょうか。


なぜ工務店経営者の私が健康住宅についての話の中で

こんな話をするかというと、

家づくりと健康には密接な関係があるからです

日本は本当に安全?

CONTENTS.2

日本製と聞くと安全。
国産と言われると安心する。そんなイメージがあるのではないでしょうか。
たしかに治安はいいですね。
夜でも平気で出歩けるのは海外では凄いことかもしれません。
では、治安以外はどうでしょうか。
ここでは健康面に関して海外といろいろ比較してみましょう。



ヨーロッパの国々と比べ、明らかに基準が違うことが

わかると思います。



なぜ、こんなにも基準が違うのでしょうか?
その答えの前に、私が家づくりの研修でドイツに行ったとき、実際に体験してきた話をさせてください。

原発事故から学ぶ

CONTENTS.3

現地に着いて研修を受けているとき、
あるドイツ人にこんなことを言われました。


「なぜ君達はまだ原発をなくそうとしないんだ?」


私は言葉に詰まりました。
メディアが取り上げる回数は減ったものの原発の問題はいまだ収束しておらず、
過去最悪の福島の原発事故により、現在も海が汚染され続けているからです。

ちなみに、


ドイツでは福島の原発事故からわずか4日後に

国内で17基ある原発のうち7つを一時停止。



また同事故から4ヶ月後には、2022年末までに原発を完全撤廃すると発表しました。
原発の停止に伴い、電気料金の高騰など問題は出ているようですが、電気代が高くなるなら原発を再稼働させようという話は、
まったくと言っていいほど出てこないようです。
ドイツは福島の原発事故から学びました。

予防原則という考えで動いているからです。
しかし日本ではまだ原発が稼働しています。
その理由の1つに、日本は経済原則で考えているということが挙げられます。
あまり聞き慣れない言葉だと思いますので、予防原則と経済原則について説明させてください。

予防原則 VS 経済原則

CONTENTS.4

予防原則 = 安全優先

経済原則 = お金優先


予防原則と経済原則の違い

予防原則とは

予防原則は1970年代からドイツで使われはじめたもので、何かが起こる前にまず予防しようという考え方のため、
安全性に関して言えば、安全性が確認されていないものは安全性が確認されたら使おう、
というものです。

経済原則とは

経済原則は、最小の費用で最大の効果をあげようという考え方のため、
同じことができるもので値段が違うものがあれば、まず安いものを使います。
ただしそこに安全性の考慮はないため、安くても危険性が確認されていないなら危険と確認されるまでは使おう、というものです。


こういった考え方の違いが、

・食品添加物
・農薬
・電磁波
・ビニールクロス

などの、安全性が確認されていないものが今の日本で使われ続けている理由の1つだと思います。
しかし何から何まで安全性を考慮するというのも、それにかかる時間や労力を考えると難しいと思います。
ではどんな方法で安全性を考えたら良いのでしょうか?
その答えは、太古に出ていました。

ヒポクラテスの教え

CONTENTS.5

「自然から遠ざかるほど病気に近づく」
医学の父と言われたヒポクラテス。

そのヒポクラテスの言葉にこんな教えがあるをご存知でしょうか?
現代病と言われているアレルギーやアトピー、喘息など、昔はそこまでなかったものが、
今では3人に1人はなんらかの疾患をもってると言われています。



日本におけるアレルギー疾患の増加
日本におけるアレルギー疾患の増加

ヒポクラテスの教えに当てはめてみると、こういった現代病と言われるものは、今まで使われていた自然なものから、
化学的なもので溢れる世の中になったこと。
これが大きな原因と言えるのではないでしょうか?
私は医者ではないので詳しいことは言えませんが、少なくとも家づくりはドイツのように予防原則で考えて、
疑わしいものはなくしていきたいと考えています。
具体的に言うと、このヒポクラテスの言葉
「自然から遠ざかると病気が近づく」
これを言い換え、


「自然に近づくと病気が遠ざかる」


という考えのもと、なるべく自然に近い家づくり、バウビオロギーという考えで家づくりをしています。

建築生物学

CONTENTS.6

バウビオロギーはドイツ発祥の家づくりの考え方で、
バウ(建築)+ビオ(生物)+ロゴス(学問)=バウビオロギー(建築生物学) という、


人のことを考えて住まいを作る。

という学問です。


この話を聞くと、「人が住みたくて家を作るわけだから、人のことを考えるのは当たり前なんじゃ・・・」
そう思いたくなるかもしれませんが、少なくとも今の日本の法律で定められた家づくりの基準は、
人のことをあまり考えていないところがあります。

ではどんな基準になっているかというと、
省エネの観点に留まっている、というのが現状です。省エネの家というのは、高気密高断熱の住まいで、
とにかく外からの熱を室内に伝えないように作ります。

もう少し具体的にいうと、夏は外の暑い空気が室内に入ってこないようにして、冷やした空気を外に逃さないようにする。
冬は外の寒い空気が室内に入ってこないようにして、暖めた空気を外に逃さないようにする。
そうすることだけ考えて、エアコンの使用量を減らせば電気代は安くなるし環境にもいいよね、
という考えで基準が定められています。

たしかに環境のことを考えるとその考えも必要だと思います。
ですが実際には費用や環境のことだけではなく、
暮らす上で重要な「住み心地」や「人と家の健康」も重要な要素ではないでしょうか。
そこで平松建築ではバウビオロギーの考えをもとに


健康住宅に必要な

「7つのポイント」


に注力して家づくりを進めています。

健康空間のための4つのポイント

CONTENTS.7

はじめに、4つのポイントについて説明します。
バウビオロギーに健康4要素と言われるものがあります。

この4つです。
平松建築が推奨する健康住宅に必要な7つのポイントのうち4つは、
バウビオロギーの健康4要素を考慮したものです。
順番に説明していきます。

温度

温度

温度の研究は日本でもかなり進んでいて、人に優しい、夏に涼しく冬に暖かい空間は、健康寿命を延ばし健康増進になるこ
とが分かっています。
しかしここ数年で温度が原因の疾患も増えてきました。


ヒートショックと熱中症です。


とくに冬場、暖かいリビングから浴室に移動するとき、脱衣室の温度が低いと血管が縮まって血圧が高くなり、湯船に浸かる
と一気に血管が広がり血圧が下がります。
この、血圧の急上昇と急下降が原因でヒートショックが起こります。


実は、このヒートショックで亡くなられる方の数は、
交通事故で亡くなってしまう方の3倍から4倍もいます。


思っている以上に深刻な問題の1つなんです。
同じ温度の問題で夏には熱中症が問題となりますが、実はこの熱中症のうち50%は室内で起こっています。
このような温度環境になってしまう家の場合、外よりも家の中の方が危ない、という可能性もあります。


そういった危険な場所にしないためにも、家の中は夏に涼しく、
冬に暖かいことが求められます。

湿度

湿度

湿度は70%以上になると急激にカビが増加しはじめ、カビを餌にダニが発生し、室内空気を汚染します。
その汚染された空気にはカビ胞子やダニ、ほこりなど、いわゆるハウスダストが溜まっており、そのハウスダストを吸い込
むことで、アレルギーやアトピー、喘息の原因になります。


これを防ぐには、まずカビを発生させないこと。


つまり70パーセント以上の湿度にならない通気性と、
透湿性のある家づくりをする必要があります。

空気質

空気質

化学物質の濃度や粉塵、匂いなども健康に密接に関係してきます。
日本では、2003年に建築基準法で24時間換気の義務化が施行されましたが、
そもそもなぜこの法律が施行されたのでしょうか?
それは住宅の高気密化が進み、室内に汚染された空気が充満しやすくなり、健康被害が多発したからです。

聞き慣れた言葉でいうと、シックハウスというものです。
この24時間換気の義務化というのは、
シックハウスの原因となる化学物質の濃度を下げるために、


「強制的に室内の空気を2時間に1回捨てなさい。
そうしないとあなたの健康を守れません。」


と言っているのです。
換気についてはいろんな考え方があると思うのですが、機械換気だけに頼る考え方は
人工呼吸器をつけながら生活するようなもの。と捉えることもできると思います。
なのでそもそも化学物質を出さないように、自然素材をなるべく選択すること。
そして室内空気を自然に浄化するような透湿性のある家づくりをしていくことが重要だと考えます。


自然に排出 = デトックス

できるように作る


のが理想です。
ですので空気質の良い住環境を整えるためには、透湿性のある家づくりが求められます。

電磁波

電磁波

正直なところ、ここは私も盲点でした。
自分の家を作った時は、この危険性を知らず何も対策をしていません。
後に測ってみてわかったことなのですが、自分が中学の時に住んでいた自室の電磁波数値は


電場が平均130v/m

磁場が平均12mG


でした。
これは日本だとどちらも安全基準範囲なのですが、
健康先進国でドイツと同じように予防原則が働いているスウェーデンの基準では、

スウェーデンの基準

電場25v/m以下

磁場2.5mG以下


ですので、
当時の私の部屋は完全にアウトです。
どちらもスウェーデンの安全基準の約5倍です。
ではこれが自分にどのような影響があったかというと、お尻がひどいアトピーになりました。
原理は細かく話すと長くなるのでここでは触れませんが、電場というものは過剰に流れると皮膚異常を起こします。
その皮膚異常の結果、アトピーの原因の1つになります。
※電場をなくせばすべてのアトピーが治るわけではありません。

そのため電場・磁場ともにスウェーデンの安全基準以下にすることが望ましいと考えています。
ここまでの4つが、バウビオロギーの健康4要素です。

ですが・・・

日本式バウビオロギー

CONTENTS.8

バウビオロギー発祥の地のドイツではあまり考えなくてもいいのですが、
日本では外すことのできないポイントがあと3つあります。

この3つを日本式バウビオロギーと称して、追加した3つのポイントについて説明します。

耐震

耐震

ご存知の通り、日本は世界でも類をみない地震大国です。
そしてここ静岡県西部は、東海地震という大きな地震がいつ来るかわからない、といった地域になります。
今でもたまに
「地震保険に入っていれば大丈夫」
という声を聞きますが、実際には地震被害があったときにかけている保険の全額が支払われるケースは稀です。
というのは地震保険はそもそもの保険総額が火災保険でかけている金額の30%から50%であること。
それに加え、損傷度合いによって支払われる金額が変わるからです。


損害の
程度

損害の状況

支払われる保険金

建物

家財

全損

基礎・柱・屋根などの損害額が建物の時価の50%以上

家財の損害額が家財の時価の
80%以上

地震保険金の100%
(時価が限度)

焼失・流失した部分の床面積が建物の延床面積の70%以上

大半壊

基礎・柱・屋根などの損害額が建物の時価の40%以上50%未満

家財の損害額が家財の時価の
60%以上80%未満

地震保険金の60%
(時価60%が限度)

焼失・流失した部分の床面積が建物の延床面積の50%以上70%未満

小半壊

基礎・柱・屋根などの損害額が建物の時価の20%以上40%未満

家財の損害額が家財の時価の
30%以上60%未満

地震保険金の30%
(時価30%が限度)

焼失・流失した部分の床面積が建物の延床面積の20%以上50%未満

一部損

基礎・柱・屋根などの損害額が建物の時価の3%以上20%未満

家財の損害額が家財の時価の
10%以上30%未満

地震保険金の5%
(時価5%が限度)

全損・大半壊・小半壊に至らない建物が床上浸水(または地盤面から45cm超える浸水)

※一般社団法人日本損害保険協会HPより引用


こちらの表にもあるように全損の場合は100%支払われますが、大半損の場合で60%、小半損だと30%、一部損だと5%と
被害状況に応じて支払われる保険料は下がっていきます。

具体例を挙げると、3000万円の火災保険に入っていたとして、地震保険としてかけられる上限は1500万円。


全損なら最大で1500万円がおりてきますが、大半損だと900万円、小半損なら450万円となります。


軽微な損傷であれば修理で済む場合もあると思いますが、全損の場合、この金額でもう一度家を建てられるかというと、
難しいのではないかと思います。

ではどうしたらよいでしょうか。
私たちは、


地震が来ても潰れない、

倒れない、耐えられる家をつくる


のが良いと考えます。
地震は、いつの日か必ず来ます。


その地震に耐え、損傷しない、損傷が少ない家をつくることで、保険と合わせて災害後も安心した暮らしができると思うからです。

具体的には、今の日本の基準で最高の耐震性能である耐震等級3を満たしたうえで、
できるだけ家全体の質量が軽いことが望ましいです。

水

先ほど、ドイツやスウェーデンの基準値と比較して、日本の安全基準の話をしました。


これはバウビオロギーの健康4要素に沿った説明でしたが、実は、日本にはもっと気をつけるべきものがあります。

水です。

あなたは、水の安全基準についてご存知ですか?



水道水塩素濃度基準

日本の基準が異常な値だと気がつきますか?
塩素は殺菌のために添加されています。
たしかに安全のためになくてはならいものなのです。
ですがEUは上限値が決めらているのに対し、日本は上限値が決められていません。
塩素は殺菌に必要ですが、量が多すぎると毒になります。
それなのになぜか日本は上限値が定められていないのです。

EUは0.1ppmが上限なので、実質は0~0.1ppm


日本は0.1ppmが下限値なので、実質は0.4ppm~1.5ppm


日本の都市部などは、なんと


最大で、EU上限の

安全基準の15倍となります。


飲み水だけではなく、経皮毒と言って、お風呂場の水も皮膚から吸収しますし、
揮発した塩素を吸いこむこともあります。


トイレのウォシュレットなども 肛門に塩素が入るので、ウォシュレットの水も、
できれば塩素濃度を少なくしておきたいところです。
大腸ガンはウォシュレットの販売台数に比例して増えている。
という見方もできるようですので、理想的には、宅内すべての水を浄水することが望ましいです。

お金

お金

健康住宅に必要な7つのポイント、
最後の1つはお金です。

「えっ?お金と健康にどんな関係があるんですか?」
と思う方もいるかもしれませんが、お金と健康には密接な関係があります。
とくに重要なのが、老後の生活資金です。ドイツに比べ、日本は老後にかなりお金がかかります。
事前に準備が必要なのです。
そもそもお金のことを心配しすぎると精神的にも負担があり、病気になりやすくなるかもしれません。
これは経営者や会計担当者、家でも家計を管理しているとなんとなくイメージできるかもしれませんね。


経営状態が悪化して資金繰りなど悪くなると、一日中お金の心配ばかりするようになります。

私も独立当初は経営スキルもなく、お金でかなり苦労しましたが、
あの状態を何年も続けていたら心労で倒れていたかもしれません。
これは何も経営者だけではなく、これから家づくりに向けて住宅ローンを借りるあなたにも当てはまることです。


イメージしてみてください


家のローン返済が大変で、毎月支払いがギリギリの状態で、家族全員が疲弊している状態を。


きっとお金のことで喧嘩になることもあると思います。
食費も切り詰めて、不健康なものを食べなくてはいけないかもしれません。

そのような状態にならないためにも、
精神的にリラックスして生きていくために、お金の心配を極めて少なくして、安心して生活する必要があるのです。


健康に投資する為に、
家づくりでお金を使いすぎてしまわないように気をつけることも重要なポイントです。

このバウビオロギーの健康4要素に
日本式バウビオロギーの3つのポイントを追加して、
合わせて7つのポイントを考慮したのが私たち平松建築の家づくりです。

では最後に、私たちがどのような家づくりをしているのか紹介させていただきます。

平松建築の家づくり

CONTENTS.9

はじめに健康住宅に必要なポイントのおさらいです。

温度
湿度
空気質
電磁波
耐震
お金

健康住宅に重要なのはこの7つでしたね。
順番に説明していきます。


WB工法
温度・湿度・空気質・お金
WB HOUSE

※WBハウスHPより引用


健康な家づくりの中核をなすのが、このWB工法です


WB工法は、壁内通気をとり入れた工法です。

この工法を使うことで、大きく3つのメリットがあります。



WB工法の3つの大きなメリット

構造体の耐久力が劇的に上がる
夏場の熱気を自動的に屋外に排出できる
24時間換気なしでも空気環境が向上する

順番に説明します。

耐久力について

日本の住宅が30年ほどしかもたないと言われていますが、その理由の1つに、壁内結露により壁が蒸れてしまい、
家の見えない内側から構造体が腐り、地震などに耐えられなくなってしまう。
というものがあります。
WB工法の場合、そもそも通気層があることで壁内の空気が乾燥しやすく結露がかなり起きにくいうえ、万が一 壁
内結露が発生してしまっても、通気によりその水分が抜ける構造になっているため、家がとても長持ちします。

その寿命は、60年とも100年とも言われます。
30代で建てた家がもし30年しかもたなかったら
60代でもう一度家を建てることになりますが・・・
金銭的にあまり現実的ではありませんよね。
そのため耐久力を上げることで、結果的に得られる金銭的なメリットは非常に大きいと言えます。

熱気の自動排出について
熱気の自動排出について

※WBハウスHPより引用


夏、家の中で一番温度が低いのはどこでしょうか?

答えは床下です。
WB工法では、その床下の空気を壁内に通すことで家全体の温度を下げられます。
本来、暖かい熱は上昇して上の方に溜まるため、一番高い場所にある小屋裏の温度は高いのが一般的ですが、
WB工法でできた家の場合は他の室温と大差ありません。

また熱だけでなく湿気についても抜けていくため、沿岸部付近など
極端に湿度が高い環境を除き、季節ものを小屋裏に保管しておいたらカビてしまった、


ということはありません。

WB工法により温度の上昇を防ぐことで室温が上がりづらくエアコンの電力消費を抑えられるため、
温度の面でもお金の面でもメリットがあります。
ちなみに温度が寒くなると、自動的にWB工法の部材が閉まるため
冬場に冷たい空気が入ってきて非常に寒いということもありません。

空気環境の向上について
空気環境の向上について

※WBハウスHPより引用

私たちが日々の生活をする中で、
毎日どのくらいの量の空気を吸っているか知っていますか?


実は、体重50kgの方で1日あたり20kgほどの空気を吸い込むと言われています。
空気環境が向上することで得られる健康メリットはかなり大きいのですが、先ほど話したように日本では
中途半端な高気密化が進み、不十分な換気量でシックハウス問題になってしまうなど、現状は決して良い空気環境と
は言えない状況になっています。

その対策として24時間換気の義務付けられることになってしまいましたが、実はWB工法は日本で唯一、
24時間換気が不要と大臣認定された工法なんです。

WB工法は通気層とコットンクロスにより室内の湿気やニオイ、化学物質が常に排出され、
自然換気ができる工法のため、24時間換気が不要とされています。

この24時間換気が不要になることで、機械式の換気に頼ることなく自然換気が行えるため、
せっかくエアコンで冷やした空気、暖めた空気を排出しなくてよくなるため、電気代が安くなるという

金銭面でもメリットを得られます。

WB工法:まとめ

WB工法を取り入れることで、

温度

湿度

空気質

お金

この4つのポイントについて対策が可能です。


メリットは今説明させていただいた各ポイントで、デメリットは初期費用が上がってしまうことです。
費用が上がるというのはデメリットに感じると思いますが、
何十年も家に住んだ場合の光熱費や維持コストを考えると、
初期費用として増えた金額以上の金銭的メリット、空気質の向上による健康的メリットが出ることはお約束できます。

コーチパネル
耐震

耐震についてはコーチパネルで対策します。
2016年に起きた熊本地震を覚えていますか?
あの地震は、2日間で震度7の地震が2回来るという日本でも過去最大級の地震でしたが、
このコーチパネルはその地震に耐えることができます。

さらに同じパネルを続けて使って、

新潟中越地震級
阪神淡路大震災級
熊本地震級×2回

この計4回分の地震に耐えて、

まだ耐えられるだけの強度


を保っています。
当然、耐震等級3の基準を満たすことが可能です。
これについては、上にある動画の中でより詳しい説明がありますので、ぜひ一度ご覧ください。
またコーチパネルだけでなく、屋根や外壁については軽量かつ耐久性が高いガルバリウム鋼板のものを使い、
コーチパネルだけでなく家全体の軽量化も行うこと。
間取りの要望を満たしつつ、1Fと2Fの柱や壁の位置をできるだけ同じ位置に合わせて直下率を上げるなどして、
部材と設計の両面で家全体の耐震強度を上げています。

ネオマフォーム
温度

同断熱性能の場合の厚さ比較

[熱抵抗値2.5(㎡・K)/W]

同断熱性能の場合の厚さ比較

※旭化成建材HPより引用


平松建築では、ネオマフォームという断熱材を使用して断熱性能を確保しています。このネオマフォームと従来よく
使われていたグラスウールやロックウールを比べると、同じ厚みでも倍以上、倍近くの断熱性能が確保できるため居
住空間を圧迫せずに高い断熱性能を確保できます。

更に、従来の断熱材は経年劣化によりどのくらい性能が落ちるかが分からなかったのですが、このネオマフォームは
2019年時点の断熱材で唯一、25年間性能がほぼ下がらないという経年劣化のデータを出していることもあり、長期
間安心して使える断熱材ということで使用しています。

なお数値目標でいうと
・UA値は0.6
・Q値は1.9以下
※2つともEHグレードまたはWZグレードの家の場合

なのですが、これだとイメージしずらいと思いますので、もっと身近な温度でいうと、


エアコンを使わずに、夏場の

昼過ぎに室温が35度を超えない


そして、


冬場の朝6時頃に室温が

15度以下にならない


これを温度の目標値としています。

オールアース
電磁波
オールアース

※オールアースHPより引用


電磁波に対しては、家じゅうにアースをとる方法で対策します。


具体的には、屋内配線がある各階の壁と2Fの床に導電性のある繊維を設置し、そこから電磁波をアースに逃がす、
というやり方です。

電磁波については人体への影響がはっきりしないからあまり気にされないという方もいますので、
オールアースについては標準仕様ではなくオプションとなっています。

セントラル浄水器
セントラル浄水器

※サイエンスウォーターHPより引用


水に対しては、家じゅうまるごと浄水を行えるセントラル浄水器というものを使って対策します。
よくある浄水器というとキッチンなどの蛇口に取りつけるものですが、
このセントラル浄水器は各家庭に届く水道管から屋内に入る配管の間に設置することで、
キッチン・トイレ・風呂・外水栓など、家中すべての水を浄水します。

浄水することで水道水に含まれる残留塩素がなくなり、ごはんが美味しくなったり経皮毒の対策にもなります。
電磁波と同様、こちらもそこまで気にされないという方がいますので、
セントラル浄水器も標準仕様ではなくオプションとなっています。

エアープロット
空気質
エアープロット

※ゼンワールドHPより引用


空気質については、WB工法に加えてエアープロットという窓ガラスコーディングでも対策を行います。
こちらはプラチナチタン触媒を窓ガラスに塗ることで、プラチナが他の化合物を分解するだけでなく、
太陽光により半永久的に使えるという特徴があります。

その効果は、
空気中の化学物質や有機化合物である花粉やウイルス、ダニのフンなどの有害物質を無害なH2OとCO2に分解して、
空気中に戻して綺麗な空気環境をつくるというもので、交通量の多い道路に隣接しているご家庭や、
春先など花粉に悩まされている方にオススメしています。

こちらもオプションとなっていますが、
ここまでに紹介したオールアース・セントラル浄水器・エアープロットの3点がすべて含まれた、
健康に特化したEHグレードという家もご用意しています。

ライフプランと資金計画
お金
ライフプランと資金計画

お金に対しては、ライフプラン作成で対策します。

ライフプランについてはだいぶ普及してきたこともあり
保険屋さんやFPの方に作ってもらったことがあるという方も増えてきたのですが、
私たちの場合は家づくりにかかる費用と、家を建てることで生まれる収入や光熱費の削減コストまでを
ライフプランに反映して作れますので、
過去に作ったことがあるという方でも、もう一度作ることをオススメしています。

またライフプランを作るときには、家づくりにかかる費用も合わせて計画します。
それが資金計画です。
資金計画にはこうしなさいというルールが無いため、
見せ方によっては単純に家の費用だけを載せて安価に見せることもできてしまうのですが、
私たちの場合は思いつく限りで一生涯にかかるすべての費用を入れてライフプランを作らないと
意味がないと考えていますので、目安となる広さを入力したうえで、

土地に関する費用
土地代や給水管の引き込みなど

家の費用
これが家にかかる費用です

家のオプション費用
標準仕様外の窓や造作家具など

付帯工事費用
仮設工事や長期優良住宅の申請費など

外構や設備等のオプション費用
エアコン費用など

登記関連費用
司法書士さんへの依頼費用など

融資関連費用
融資手数料やつなぎ融資費用など

その他費用
引渡し迄のアパート代・引越し費用など

これらにかかる消費税
上記項目に掛かる消費税

これだけの内容を資金計画に盛り込み、
その時点の金利を元に住宅ローン費用を出し、国の研究所が作っているエネルギー計算プログラムを元に
削減できるエネルギーを計算して、光熱費の削減シミュレーションした結果を説明します。

さらに日本最大の工務店協会のJBNが出している、住宅の60年間にかかるメンテナンス費用を参考にして、
ローコスト住宅を建てた場合と比較してどのくらいメンテナンスコストが抑えられるか。
といった、建ててから必要になる費用のシミュレーションも同時に行うことで、
長期間にわたり家にかかるコストを可能な限り計算して提案をしています。

最後にお伝えしたいこと

SUMMARY

非常に長くなってしまいましたが、これが私たちの考える健康住宅のポイントと、
実際にどのように対策しているかのすべてです。

温度
湿度
空気質
電磁波
耐震
お金

私たちは、この7つのポイントを考慮できる家が本当の健康住宅だと思い取り組んでいますが、
もしかしたら、あなたにしか気づけないもっと健康な家のポイントがあるかもしれません。
平松建築なら叶えることができるかもしれませんので、その時はぜひご相談ください。


最後になりますが、私たち平松建築なら

ここに挙げたような高性能な健康住宅を提供できます。



ご興味がありましたら、LINE・メール・電話、手段はなんでも構いませんので、お問い合わせください。


平松建築 代表取締役 平松明展

相談の予約はこちらから

INQUIRY

個別相談のご予約はこちらからお願いいたします。

お名前
メールアドレス
お問い合わせ内容

または、下記 平松建築のLINEにご登録いただき、LINEからご連絡いただいても構いません。
問い合わせしやすい方法でお願いいたします。

平松建築とは

ABOUT US

はじめての方もいると思いますので、平松建築について簡単に紹介させてください。


私たち平松建築は、磐田市下万能に本社がある工務店です。


私たちの家づくりコンセプトは
「人と地球と財布にやさしい大満足の家」です。


社長は元大工で、新築や築30年以上の住宅リフォームを現場で10年以上経験してきました。その経験をもとに、普段は
目につかない構造の部分まで長期間にわたって劣化しづらく、且つ建てるときだけでなく60年・70年と暮らすことを考え、
メンテナンスや健康面も考慮した長期間でみても快適でお得な家づくりを提案しています。


会社概要

平松建築株式会社
〒438-0818 磐田市下万能373-1


年間棟数

専属大工7名体制で15棟前後
※2019年時点


特長

・WB工法という人にも家にも優しい工法での家づくり

・FP監修による約2時間かけて行うライフプランの作成 ※

・家づくりにかかるすべての金額を含めた資金計画

・空気と水と電磁波を対策する健康住宅

・長期優良住宅や国の規定以上の耐震/断熱性能

・自社や協力業者ではない第三者機関による現場監査を実施

・全国No.1工務店経営者に7年間師事

・無借金経営

 ※FP = ファイナンシャル・プランナー


過去に開催したセミナー情報

・土地の情報を7倍集めやすくする方法

・空気と水と電磁波の対策をした健康住宅

・耐震等級だけでは測れない本当の耐震性能

・自然エネルギーを使った省エネパッシブハウス

・少なく見て数十万円安く住宅ローンを組める会社

・2019年度の1年間だけ使える国の4つのお得な制度

・家づくりの施工品質を確保するためのたった1つの手段

・家事にかかる時間を減らし自由な時間を増やすための動線


※気になるものがあればお問い合わせください


お問合せ
LINE友達追加するLINE友達追加する 電話をかける電話をかける メールフォームへメールフォームへ

メールで直接問い合わせる

info@hiramatsukenchiku.net