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2018/01/22

耐震を考えるなら知っておきたい許容応力度計算とは?

みなさんこんにちは!

静岡県で家を建てる際に、気になることというのはみなさんの中でどのようなものがあるでしょうか?

「お金・土地・周辺環境」などと様々な要素が考えられると思いますが、その中に「耐震」という要素は入っていますか?

地震が多い日本という島国の中でも特に静岡県は地震が多く、大きな地震の影響を受ける可能性も低くありません。

そんな時にこの耐震性能は、見過ごせない要素になってくるのではないでしょうか。

そこで今回は、耐震性能を気にされる方にとって大切な、「建物の耐震性をはかる計測方法」についてご紹介したいと思います。

これを読めば、しっかりとした耐震に必要な方法がわかり、住まいへの安心も高まると思いますので、是非一度ご覧になってみてください。

建物の耐久性をはかる方法

木造の建築物の場合、その耐久性を測る構造計算の方法は主に3種類の方法があります。

まずは、その3つをご紹介させていただきます。

・壁量計算

これは、木造の2階建以下の建築物で主に使われる計算方法となります。

この方法は、建物の床面積に応じて筋交いなどの耐力壁の量を規定するもので、「つりあいよい配置の基準」と「接合部の基準」のもと、建物の構造計算がなされています。

・許容応力度計算

この計算方法は、建物を構成する部材ごとの応力を求め、その安全性を確認していく方法で、2~3階建以上の木造建築物を計算する際によく使われる方法となります。

・限界耐力計算

これは、住宅などの建築物が地震発生時に、その地震がもたらす力にどこまで耐えられるかを表す指標を計算するものとなっています。

2006年のの建築基準法の改正によって規定が改正され、余力のない建築物が乱立しないような工夫がなされています。

なぜ壁量計算のみでは足りないか?

では、次は「なぜ壁量計算のみでの判断では安全とは言えないか?」についてお話しさせていただきます。

壁量計算のデメリットとしてあげられるのは、

・地震の力が水平構面から、鉛直の方向へ伝達される経路が検討されておらず、地震に対する耐久力の判断として不十分であること

・地震の力が、各耐力壁にどのような割合で伝達し、それが短期許容応度以内であるかどうかがわからないこと

・長期荷重に対して、クリープなどを含めたたわみ量が計算されていないこと

ことなどがあげられます。

すなわち、壁量計算では建物全体の耐力壁量とバランスのみしか検討することができないということです。

これを解決するためには、やはり「許容応力度計算」をする必要があります。

というのも、これをすることで部材ごとの組み合わせや力の伝達経路が検討され、それぞれが、しっかりと地震に対して耐久力を持つかどうかがはっきりするからです。

まとめ

以上が、建築物の耐久力を図る計算方法と、その比較のご紹介となります。

本当に安全性を確かめたいなら、許容応力度計算が重要であるということがお分りいただけたかと思います。

ぜひ、このような指標を参考にしつつ、地震に強い耐久力のあるマイホームを建築してくださいね!

 

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